退職する際に注意しておくこと


人間関係のトラブルや仕事の激務が原因で、退職する看護師は少なくありません。
そこで円滑に退職するには、退職の流れや注意点について知っておくことが重要です。
退職は、大まかに事前準備から上司へ退職の意思表示、退職日の決定、退職届の提出、引き継ぎの順番で行っていきます。
上司に退職希望を伝える前に、退職に関する就業規則を確認しておきましょう。
法律では退職の14日前までに伝えれば良いとされていますが、職場によって規則が異なるので注意が必要です。

また、伝える時期についても配慮が求められます。
退職希望が通りやすい時期は、3月や人事異動の時期、委員会活動などが落ち着く時期です。
反対に、5月のゴールデンウィーク前や夏季休暇の前は退職希望が通りにくいので注意しましょう。
退職理由を聞かれたときは、できるだけポジティブな理由を伝えるのが良いです。
退職前にトラブルを起こさないように、人間関係の悪さや残業が多いことなどネガティブな理由を口にするのは避けましょう。

そして、後任者へ引き継ぎする際は、後任者の負担を減らすためにも丁寧な引き継ぎを心がけるのが無難です。
退職書類に、退職日を残すことも忘れてはなりません。
後々トラブルになったときに証拠が残るように、書類に残しておくのがおすすめです。
意外にも忘れてしまうこととして、備品の返却やロッカーの整理が挙げられます。
退職後に取りに行くのは気まずいと思うので、忘れずに整理しておきましょう。